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2012年9月 3日 月曜日

国宝「姫路城」及び国宝「浄土寺」見学報告

国宝「姫路城」及び国宝「浄土寺」見学報告
   9月1日に姫路で「伝統木構造の会」総会が行われた。総会終了後、姫路城昭和の大修理に取組まれた、西村吉一氏の大修理秘話があり、1609年に創建されて以来約400年の間に修理は小規模の物が殆どですが30数回になります。全部解体しての大修理は昭和31年に着手され、築城してから347年後初めて1本の芯柱を交換されました。長さ約25Mの大天守西大柱です。この柱は東大柱の1本物と違い、何故か3階部分で継がれていました。東と同じ様に1本物にした方が構造的にもより優れると言う事でしたが、木曽山中より搬出の途中で折損すると言う事故により、結果的には元通りの2本継ぎとなりました。
 次回の芯柱交換は300~350年後になるようですが、東の芯柱は創建当時のままですから、何と650~700年「姫路城」を支える事になるでは在りませんか。国産ヒノキ・栂(米栂ベイツガとは違います)等の木材の耐久性は想像を絶する素晴らしいものです。
 翌2日は午前中、いよいよ平成の姫路城大天守の修理見学です。大天守の大屋根・最上層を外側から間近に見学する事が出来て、城郭建築の醍醐味を体感する事が出来ました。平成27年3月完成予定ですから、その日が待ち遠しい限りです。
   午後から兵庫県小野市の国宝「浄土寺」見学です。創建の建久3年(1192年)から昭和32年迄約770年の風雪にに耐え、一度も解体されずに持ちこたえて来ただけで偉大です。しかも、柱・梁等のヒノキは現し構造で造られている為に770年も持ちこたえたとも言えます。昭和32年から2年かけて解体修理されましたが、柱・梁等のヒノキは創建当時ままを再利用しましたが、足元部分の約60cmは腐っていた為に新品のヒノキに交換して継ぎ足されました。
  木造の阿弥陀如来(高さ5.3M)及び両脇の観音・勢至の両菩薩(高さ3.7M)の三尊は鎌倉初期の名仏師「快慶」の作で、約820年大きな修理をせずに今日に至っています。
    今回の「姫路城」・「浄土寺」見学・セミナー参加は、日本の伝統木構造の素晴らしさを改めて実感・体験した、誠に充実した貴重なものとなりました。 感謝。

投稿者 有限会社FORESTENERGY


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